薄紫色の小さなつぼみに水滴がひとつ。雨でもなのに、どこから・・・・。
ちょっとした風でも、人の足音でも、どちらかにこぼれ落ちてゆきそう。
でも踏ん張って、キラキラ輝いて、秋空を映して碧い宝石。
思い出を辿れば、いつもこんな水滴のように危うい体で、一生懸命だったけれど。
儚い命を削って、全てが夢のようだったけれど、それでもいろいろな世界を二人で精一杯描いて、山を歩き、旅をして、人との出会いを喜びとして、短かったけれど、充ち満ちて、楽しかったよ。