この歳になり、誇れることといったら、一つのことをづっと続けてきた事。それも不器用で多才ではないから、色々な楽しみを追うことが出来なかっただけなのである。山から生きるために必要なモノを受け取り、人の輪の中で息が出来るように営んできた。山懐に分け入れば母のような慈しみを感じ、安らいだ。仲間と居れば時間が止まった。山を見る角度は人それぞれ、生まれや今現在の生活で全く違う風景が生まれてくる。山で360度の大展望に酔いしれても、人の輪の中で360度の景色を見ることの素晴らしさ、大切さを知る。山登りが一人でも出来ると思ったことは一度もない。走馬燈のように仲間の顔が浮かんでくる。馬鹿の一つ覚えで山登り、これで良かったのだろうかと、自問する日々。おめでとうの皆の祝福と笑顔に、これで良かったと。幸せな古希の日をありがとう。