山好会

山と自然に親しむ都岳連加盟山岳会

2017年4月の題『頼されること』

孫とイチゴ狩りである。立ち寄る公園、アスレチック、水辺や土手で危ないことばかり。見ていてハラハラドキドキ。「危ないからやめなさい」という叫びをグッと堪える。自分だって家族に心配をかけながら山登りを続けてきたではないか。怪我をして帰っても母からは気をつけろと言われても、止めろとは一度も言われなかった。下山が遅れた冬の八甲田山、妻は宿泊中のホテルフロントで捜索願いを出すところであった。その時もただ、お帰りの一言。ただ心配をすることしか出来ないもどかしさ、帰りを待つだけの辛さを、その身になって初めて知る。おかげでどんな時でも自分のロマンと憧れを捨てずに、生き生きと過ごすことが出来た。もし、だめの一言があったら私はそれでも続けて行く勇気があったろうか。自分の生きがいを理解し、支えてくれた家族に囲まれて、今幸せであった半生を振り返る。家族の信頼を決して裏切るまい、それが私の安全登山の糧だから。

2017年3月の写真

1/56ページ

Powered by WordPress & テーマの著者 Anders Norén