最近80、90年代に撮りためたビデオを見ている。8ミリ映写機からビデオカメラへ移行して、やっと山に持参できる大きさになった頃で、画像の不鮮明さは致し方ない。地図や磁石までもがデジタル化して、山登りも確かに変わっていった。感覚や経験が全ての山登りには道具と体が一体化した職人が溢れていた。懐かしい顔、蘇る山々に沢。確かでない記憶を辿りながらも次第にタイムスリップして行く。映像の中に緊張感はない、それは筋書きの分かった映画のようだ。その中で伝わった来るのは、求めるものが多ければ人との出会いも多く、交わりも重く深いアナログ時代の絆だろうか。